書道で文字をうまく書くにはどうしたらいいのでしょうか?
普段使い慣れていない筆では、コツをつかむのは難しいですよね。
子どもの字を上達させたい・効率的に上達する方法を知りたいという方に、書道でうまく書くための5つのコツをまとめました。
ぜひ最後までチェックしてくださいね。
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正しい姿勢や筆の持ち方を覚える
まず基本は正しい姿勢です。
机とお腹の間に拳1つ分空けて座り、肩の力を抜いて背筋を伸ばします。
おへそが半紙に真っすぐ向くよう、体の向きに注意しましょう。
次に左手を半紙の左下に軽く乗せ、押さえます。
そして自分の見やすい位置にお手本を置きます。
一般的には右手で書くので、見やすいようにお手本は半紙の左側に置きます。
遠すぎたり近すぎたりしないようにしましょう。
筆の持つ位置は、筆の柄の真ん中より少し下が理想的です。
鉛筆を持つように筆を持ったら、人差し指の隣に中指を持ってきます。
この持ち方は双鉤法(そうこうほう)と呼ばれています。
書く際は机に肘を付けず、筆を真っすぐに立てて持つことを意識しましょう。
とめ、はね、はらい、書道の基礎を理解する
文字の一画一画の書き終わりは、必ずとめ、はね、はらいのどれかに分類されます。
とめ、はね、はらいをマスターすることで一気に上達します。
大切なのは筆の軸を意識することです。
前述の筆の持ち方のまま、手首を動かすのではなく、腕を動かしながら書いてみましょう。
こうすることで筆の軸を動かさずに書くことができます。
運筆が苦手な場合は、文字を練習する前にとめ、はね、はらいだけを繰り返し練習するのもおすすめです。
お手本の真似をする
まずはお手本をしっかり見て、どのように筆を動かすべきかイメージすることが大切です。
筆を持つ前にお手本全体を眺めてみましょう。
「筆の入り方はどうかな?」「文字の太さやバランスはどうかな?」など、観察することで気づくポイントもあるでしょう。
また、先生が書いているところを観察することもとても大切です。
お手本を書いているときや添削してもらうときなど、筆の動きを見られる絶好のチャンスですね。
出来上がったお手本を見ただけではわからないことにも気がつくかもしれません。
どこで力を入れたり抜いたりしているか、筆を走らせる速度はどれくらいなのか、曲線の部分の筆の運び方はどうなっているかなど、書いているときにしかわからないですよね。
自分で書いていてうまくいかない部分を覚えておいて、先生がその部分をどう書いているのか見て学びましょう。
書いた字を見直す
ただ書いて終わりではなく、自分が書いた字を見直しましょう。
お手本と見比べて、どの部分を改善するべきか振り返ることが大切です。
また、自分が書いたものを数枚並べて見比べるのも良いでしょう。
見直すことで得意不得意がわかり、更なる上達に繋がります。
先生だけでなく、友達や家族など専門外の人に素直な意見をもらうことも良いかもしれませんね。
繰り返し何度も文字を書く
あらゆる分野に共通して言えることですが、上達するためには繰り返し練習することが大切です。
数回やっただけで自分には出来ないと諦めるのではなく、何度も繰り返し練習しましょう。
器用な人は数回書けば満足できる仕上がりになるかもしれません。
しかしそういう場合でも、繰り返し何度も書くことで新しい発見につながることがあります。
「ここのはらいは今までのやり方で満足していたけど、こうしてみるともっとうまくいく!」
「スマートなイメージで書いていたけど、もっと力強さを感じるような表現にしてみようかな。」
など、向上心を持って向き合うことができます。
講師からのアドバイス
伝統文化オンラインで実際に書道を教えている翠玉先生にも、うまく書くコツを聞いてみました。
コツと言えるかどうか分かりませんが、まず筆をまっすぐに持つことです。
まっすぐに持ち、上から圧力をかけたり引き上げることのよって線の太い細いを書き分けることができます。
それからお手本を見て書く時に、皆さん黒い線の部分ばかりに目がいきますが、実は白い空白の部分に目を向けることが字形を捉えるコツのような気がします。
それでもこれさえ分かれば上手くなれるというコツは残念ながらそう簡単にはありません。
書道に限らず何でも時間をかけてコツコツと書くしかないのです。
一番のコツは楽しんで長く続けることでしょうか。
まとめ
書道でうまく書くためのコツを、講師からのアドバイスも併せて紹介しました。
難しそうだなと感じても、コツを知ると挑戦することが楽しくなりそうですね。
伝統文化オンラインでは昌湖先生、翠玉先生の書道教室を開講しております。
初心者の方も大歓迎です。
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